-by Kyoto Monotech-

モノリス技術による高速かつ簡便な抗体精製

  1. プレート状のモノリスシリカ表面にプロテインAまたは、プロテインGを固定化することにより、短時間での抗体精製を可能にしました。
  2. 目的IgG抗体の精製、濃縮及び培養液中のIgG抗体濃度測定を簡便にできます
  3. 形状タイプは4種類。
  4. それぞれにプロテインAとプロテインGの2種の修飾タイプがあります。
形状 (下図はモノリス寸法)リガンド仕様品番価格
スピンタイプ

プロテインA(ProA)
  • ゲル体積 : φ4.8mm X 1.5mm = 27μL
  • 結合容量(ヒトIgG )= 0.4mg/column
  • 最大サンプル量 = 0.5mL
  • 個数=10個入り
  • キット内容=カラム
    各種溶液(吸着・洗浄・溶出・再生・中和)
※卓上ミニ遠心機でも2分程度で抗体精製が完了します。
EP-A0118,000円
プロテインG(ProG)EP-G0120,000円
96wellタイプ

プロテインA(ProA)
  • ゲル体積=φ4.8mmx1.5mm=27μLx96個
  • 結合容量(ヒトIgG) = 0.4mg/column
  • 最大サンプル量 = 0.5mLx96ウェル
  • 個数 = 1プレート
  • キット内容 = カラム・上下キャップ
    各種溶液(吸着・洗浄・溶出・再生・中和)
※0.02MPaの条件下で1mL/min程度の通液が可能で、スピンカラムと同等の回収率を得られます。
EW-A0178,000円
プロテインG(ProG)EW-G0188,000円
シリンジタイプ

プロテインA(ProA)
  • ゲル体積 = φ15.6mm X 5.0mm(1,000μL)
  • 結合容量(ヒトIgG) = 16mg/column(ProA)
  • 最大サンプル量 = 8mL
  • 個数 = 1個
  • キット内容 = カラム・遠心アダプター
    (溶媒キットは別売り)
※遠心機、吸引方式のどちらでも使用可能です。
EY-A0280,000円
プロテインG(ProG)EY-G0290,000円
ファンネルタイプ

プロテインA(ProA)のみ
  • ゲル体積 = φ40mm X 8.0mm(10mL)
  • 結合容量(ヒトIgG) = 150mg/column
  • 最大サンプル量 = 250mL
  • 個数 = 1個
  • キット内容 = カラム
    口径φ45mmボトル接続アダプター(溶媒キットは別売り)
機器使用時と比べ、ポンプ内の溶媒交換等の準備後片付けの手間が無くなるためかなりの時短ができるとユーザー様より大変ご好評をいただいております。
EF-A01お問い合わせください
溶媒キット
  • キット内容 = 吸着・洗浄・溶出・再生・中和の各溶液
    (各250mL入り)
EY-S0148,000円

※ シリンジタイプ及びファンネルタイプは溶媒は別売り(EY-S01)となります。

アプリケーションデータ(市販抗体医薬品でのカラム性能)


※改変プロテインG及びシリカ表面への高密度化学結合技術は、独立行政法人産業技術総合研究所にて発明、開発されました。
この技術を用いて抗体精製用モノリスシリカカラム「Ex-Pure」は京都モノテックで開発及び生産を行っております。

ご使用、ご検討の際には必ず取扱説明書をご一読ください


スピンタイプ操作例

  • 卓上遠心分離機(例:回転数=6,000rpm)を使用して約2分間での抗体精製ができ他社製品と比較しても短時間での操作が可能です。

  • 試料及び溶媒を注入し、前処理いらずですぐに遠心分離(6,000rpm)を行うことができます(図1)。

  • ステップ2で試料の注入回数を増やす、あるいはステップ4での溶出溶媒の量を20μLまで減らすことで試料を濃縮精製できます。


スピンカラムの性能

Ex-Pure ProA(プロテインA)

Ex-Pure ProG(プロテインG)


図2

図3
 Ex-Pure ProAをリガンドとしたスピンカラムで0.4mgまでのヒトIgGを90%以上の回収率で精製できます。(図2)
 また、各工程でのタンパク質量を0.3mgまでほぼ定量的に測定することが可能です
 Ex-Pure ProGをリガンドしたスピンカラムもEx-Pure ProAと同様に簡易抗体を精製・回収することができ、各工程で通液のタンパク質量を定量的に測定することが可能です。
 さらに、Ex-Pure ProAには結合できないIgG3タイプの抗体も精製・回収することができます。

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